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スペシャル対談 第4回

 

「海外で暮らすことになった子供達はどう感じているのか?」「子供の目から見た現地での暮らしはどういったものなのか?」

現役東大生で、帰国子女の嶋田雄介くんに海外で暮らしていた経験を話してもらった。

 

 東京大学 経済学部  

     

 嶋田雄介<Yusuke Shimada>

 

3歳~8歳までアメリカ、中1~中3までオーストラリアで過ごす。

             

日本に帰国後、2010年東京大学入学。

現在、東京大学経済学部在学中。

 

東大ダイレクト

二度にわたる海外生活 ~苦労と努力~

 

鈴木淳: ところで、日本にいずれ戻ることを見越して日本の勉強にも励んだことと思うのですが、日本の勉強をしなくてはならないと意識できる環境はできていたわけですか?

             

嶋田雄介: ニューヨークにいるときは、母は私が勉強を嫌いになるほど、通信教育で勉強をさせまして、結構スパルタ式に叩き込んだみたいですね。でもその甲斐あって、小学三年生で日本に帰ってきたときは、日本の学習については周りに引けを取らないようにできました。むしろ周りよりもアドバンテージをもっていましたね。

                         

鈴木淳: お母さんは相当苦労したと思いますよ。嶋田君も相当日本の勉強を嫌がっていたと思いますし。

                                     

嶋田雄介: 相当嫌がったと思いますよ。今振り返っても、これまでの人生で一番きつい勉強をした時期だったのではと思うくらいですので。ニューヨーク生活のなかの一番嫌な思い出のひとつでしょうね。

                         

鈴木淳: 東大の受験勉強よりもきつかったと(笑)。でも、それがあったおかげで、今の嶋田君がいると。オーストラリアでは勉強には苦労しなかったのですか?

             

嶋田雄介: 中学受験を通して、自分で勉強する習慣がある程度はついていたので、数学とかは自学自習していましたね。

                         

鈴木淳: 通信教育とかはやっていなかったのですか?

                                     

嶋田雄介: Z 会の通信教育はやっていましたね。ただ、結構だらだらとやっていて、真面目にはやっていませんでしたね。なので、中学三年生で聖光学院に帰ったときは学年で最下位をとってしまったのは当然といえば当然でしたね。

                         

鈴木淳: 例えば、数学の先生が黒板に書いている数式の左辺と右辺がなんでイコールでつながるのかわからないという経験しませんでしたか?私の場合、麻布高校2年生に復学したての頃は、数学のレベルがあまりに違いすぎて、授業にまったくついていくことができませんでした(苦笑)。

           

嶋田雄介: 私の場合は中学3 年生で帰国したので、まだそこまで難しいことを授業でやっていなかったんですけど、模試で出てくる因数分解については全く分からないので白紙で出したことがあります(笑)。

               

やはり、海外の数学の進度というのは、日本と違っていて、最初ゆっくりで後から急に授業スピードが早くなるじゃないですか。なので、アメリカにいるときも、オーストラリアにいるときも、私は「数学ができるやつ」と周りには認められていました。「Mr.Math」という仇名もつけられたくらいでした。なのに、日本では全然歯が立たず、むしろ最下位レベルというのが現実でした。

           

鈴木淳: 東大ダイレクトのポイントは、東大生のお兄さんお姉さんが、子どもたちをメンターとしてサポートしてくれる、関わってくれるという所にあるんですよ。お母さんやお父さんに言いづらいことも、比較的年齢の近い、信頼できるお兄さんお姉さんがいてくれれば、その人になんでも言えてしまうというのもあるじゃないですか。

                                     

そういった存在が海外にいる子供たちには必要なんじゃないかと、僕自身の経験から思って、東大ダイレクトを運営しているのですが、こういった信頼できるお兄さん、お姉さんによるメンター的サポートについてはどのように思いますか?

                         

嶋田雄介: 私の場合は、親と仲が良かったものですから、親に何でもいっていましたし、親と相談していましたからね。そういう点では、満足していました。ただ、当時は東大ダイレクトのようなサービスはありませんでしたので、お兄さんやお姉さんがいたら、よかったかもしれませんね。

                                     

鈴木淳: 嶋田君が苦労されたニューヨークの時の漢字の勉強のように、海外でくらす子供は特に漢字の学習を嫌がると思うんですね。そういう時に、お兄さんやお姉さんがお母さんに代わって、勉強を嫌がる子供に勉強を教えてあげられるとよいと思うんです。

                                     

子供はお母さんに教わるときにはどうしても甘えが生じてしまいますし、お母さんも子供に対して血を分けたわが子だから、どうしても思い入れが強くなって、感情的になってしまいがちになるということがたくさんあります。

                                     

そういう時にお兄さんお姉さんが肩代わりしてあげることができたら、親子関係も非常に円滑にいくと思いますし、お母さんの負担も減って楽になるし、他のことに時間を使うことができる。子どもにとっても、親じゃない人から教わることで、学習効果が上がる。このことについては、嶋田君の海外での経験からどう思いますか?

                         

                                     

  学校運営機構株式会社 代表取締役社長

 

  東大ダイレクト代表  

     

   鈴木淳 <Atsushi Suzuki>

 

1990年、東京大学経済学部卒業後、日本 興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行。 米国Duke大学MBA。

中学1年から4年間オーストリアで過ごし、 グローバル人材育成について問題意識を強く持つようになる。

2010 年、独立。

 

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