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小学校低学年の海外子女と漢字の勉強


海外子女の日本語教育に携わっているわけですが、最近の傾向として、ますます低学年の子供たちが増えているような気がしています。

中学生は帯同しない。

小学生でも(遅くとも)5年生までには帰国するように段取りできるようにする。

「中学受験が気になるから海外転勤はあなた一人でお願いね。私と子供たちは日本に残りますから。」

「そうだな。仕方ないだろう。単身赴任するか。。。」

こんな感じの会話が数多く、日本のあちこちの家庭で交わされているのでしょう。

確かに、「海外生活経験」と「日本での学歴形成」の2つを天秤にかけて、一番リスクの割にリターンが望める選択肢があるとすれば、「子供たちが小さいうちに。。。」という判断は賢明だと思います。

数多く存在する選択肢を吟味した結果、海外子女の低年齢化ということになっているのでしょう。

でも、幼いからと言って、現地での日本語教育を疎かにしてもよい、というわけではありません。

「日本語教育を必死にやらせるのは受験を心配しなくちゃいけない小学校高学年からでいいんでしょ」

「ウチの子供たちは小学校低学年だから、最悪、帰国してから塾にでも通わせてキャッチアップすれば大丈夫」

こういうお考えの海外駐在員のご家庭は少なくないのが現状ですが、私から言わせると、「甘い」ということです。

小学校低学年ときこそ、しっかりと日本語を子供たちの中に取り込んでおかないと、それこそ取り返しがつかないことになります。

現地校に通学している子供なら、なおさらです。

現地での言語が、それこそ「母国語」になってしまう可能性があるのです。

実際に、先日、東大ダイレクトのインタビューに登場してくれた東京大学経済学部3年生の嶋田雄介さんは、小学校と中学校とそれぞれ米国とオーストラリアで現地校に通学した帰国子女にも係わらず、一般入試で東大現役合格を果たした好青年ですが、こんなコメントをしています。

「今振り返ってみても、小学校低学年のとき、ニューヨークで母から受けた漢字の勉強ほど辛く、厳しい勉強は無かった。漢字の勉強では、母には徹底的にしごかれた。あれはホントにきつかった」

「でも、そのとき漢字を必死でやっていたから、帰国してからも日本の学校でやっていけたし、中学受験もうまくいったのだと思う。母のことを鬼と思ったときもあったが、今では心から感謝している」

私は、小学校低学年のときこそ、日本語にできる限り沢山接し、日本語を漢字も含めて「自分のもの(母国語)」にする努力が不可欠だと考えています。

「漢字を徹底的に勉強する」ことは、正にそのことに他ならないのです。

嶋田君のお母さんは、幼いわが子を中途半端な米国人にしないよう、心を鬼にして、漢字の勉強をさせたのでしょう。

そのお母さんの覚悟と熱意に、私は胸が熱くなりました。

今日も世界中で沢山のお母さんたち(お父さんたちも)が、海外子女である「わが子」に漢字を教えていることでしょう。

「この子を絶対に中途半端な国際人にはしたくない」

「この子を立派な日本人として育て、その上で国際人として活躍する人間に育てたい」

そんな気持ちが伝わってきます。

東大ダイレクトでは、そんなお母さん、お父さんたちを心から応援したいと思っています。

嶋田雄介さんのインタビューはこちら

 

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