管理画面用ナビゲーション

海外で頑張る子どもたちにこそメンターが必要です!

私が父の海外赴任に伴い、入学したばかりの麻布中学を離れ、オーストリアの南部、Karten州の州都Klagenfurtの現地校に通い始めたのは1979年の夏でした。

 

日本にいるときは、小学校で学年トップの成績でしたが、ドイツ語の環境に放り込まれて、一転して数字もろくに数えられない見事な「落ちこぼれ」になってしまいました。

 

そのときの何とも言えないミジメな気持ちは今でも忘れられません。

 

「オーストリアに来なければ、こんな落ちこぼれにならないで済んだのに。。。。」

「日本にいれば、今頃、麻布中の友人たちと楽しく暮らせていたのに。。。。。」

 


全く未知の言語だったドイツ語での授業と宿題に何とか追いついていきたいと必死でしたが、毎晩、夜遅くまでドイツ語の辞書と格闘しながら勉強していると、このような、やり場のない、何ともやるせない気持ちが込み上げてきて、泣けてきたものです。

 

こんな環境に自分を追い込んだ両親をよっぽど恨もうとも思いましたが、両親は両親で社命という自らではどうしようもない状況で必死で闘っていることが伝わってきますので、それはできませんでした。

 

「とにかく、がんばるしかない。ここでこのまま「落ちこぼれ」で終わるのは絶対にイヤだ」

 

その一心で頑張った、そういう記憶があります。

 

先日、私は頭のなかで、当時の12歳の自分にこういう質問をしてみました。

 

「ねえ、まるで分からないドイツ語での勉強と日本語での勉強との両立に頑張っている君だけど、今一番欲しいものって何かな?」と。

 

返ってきた答え。

 

「僕の抱えている色んな気持ちや感情や悩みを何でも聞いてくれて、僕のことを認めてくれる、頼れるお兄さんが欲しいな~」

 

「え、でもお父さんやお母さんがいるよね。両親は君の話を聞いてくれないのかな?」

 

「聞いてくれるとは思うけど、でも、お父さんは仕事で相当頑張っているのが分かるし、お母さんはドイツ語へたくそなのに買い物とか生活を支えたり、弟たちの面倒を見なくちゃいけないから大変だし。。。余計な心配を掛けたくないし。」

 

「それに、もともと親の都合で海外生活しなくちゃいけなくなって、自分は苦労しているわけで、ホンネを言い始めると、親を責めてしまうことになりそうで。。。。」

 

「うーん。。。。」

 

「もっと付け加えると、勉強は(ドイツ語の勉強も日本の勉強も)もう親に聞いても分からないレベルだしね。。。。色々な観点で意味がないってことさ」

 

「・・・・・・・」

 

そこには、思春期を迎え、親との距離感に悩みながら、異国との適合に必死で取り組んでいる「あの頃」の自分がいました。

 

私は、こういう「あの頃」の自分と似たような境遇にある海外子女は今でも沢山いると思うのです。

 

「彼らを全力でサポートしたい」

 

そういう気持ちで、「東大ダイレクト」に取り組んでいます。

 

だから、勉強を教えるだけでは不十分です。

 

勉強だけでなく、「人間力」にも優れた東大生を選りすぐり、海外で頑張っている日本の子供たちの「頼れるお兄さん、お姉さん(メンター)」という存在になってもらいたい。

 

「よく頑張っているね」と子どもたちを承認し、日本のことを紹介しつつ、子どもたちが立派な日本人として成長するためのサポートをして欲しい。

 

そして、夏休みには東大生のお兄さん、お姉さんが、その子どもの住んでいる場所を訪ね、ご両親とも語り合い、数日間でも一緒に生活し、海外生活を体験する。

 

そんなことが実現できれば素晴らしいだろうなと思うのです。

 

「今度、東大生のお兄さんが君の日本の勉強を見てくれるし、君の相談相手になってくれることになったよ。東大のことも色々と教えてもらえるよ。」

 

オーストリアの片田舎に住む「12歳の自分」の喜ぶ姿が目に浮かぶようです。

 

東大ダイレクトは世界中で頑張る日本の子どもたちのメンターなのです。

 


ページのトップへ → お申し込みの流れ   → 会社概要   → 塾長挨拶   → 各国対応時間   → 特定商取引法   → プライバシーポリシー