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海外子女教育振興財団との出会い(1978年の冬)

「海外子女教育振興財団」という公益財団法人があります。www.joes.or.jp

 

設立は1971年。

 

海外で暮らす日本の子供たち、そしてその保護者をサポートする組織として、長い歴史と圧倒的な実績を有する財団です。

 

出国前の準備から、帰国後のフォローまで、一貫して海外子女を応援することを目的としています。

 

海外赴任が決まった保護者の方、海外で暮らしている子どもたち、そして帰国後、海外で体得した語学を忘れたくない子供たちにとっては知らぬヒトがいないぐらいポピュラーな存在です。

 

その海外子女教育振興財団を私が初めて訪ねたのは、1978年の冬のことでした。

 


当時、私は小学校6年生。母に連れられ、弟たちと一緒でした。

 

赤坂見附駅の目の前にあった事務所でした。

 

父の海外(オーストリア)赴任が決定し、子供たちを一緒に連れて行くべきかどうか迷っていた母が財団の相談員の先生に話を伺おうと訪ねたのでした。

 

相談員の先生は、荻山昇治という方でした。ちょうど、「海を渡る子どもたち」という本を出版された直後で、当時はその分野では第一人者と言われていた先生でした。

 

温厚な雰囲気の50代後半の先生で、不安と心配で緊張していた母も少しホッとした感じでした。

 

時間は恐らく1時間程度だったと思いますが、何を母が相談したのか、その具体的な内容は遠い昔のことなので、よく覚えていません。

 

でも、荻山先生のアドバイスで今でも強烈に胸に残っていることが2つだけあります。

 

温厚な雰囲気はそのままに、言うべきポイントはズバッと言う先生でした。

 

「海外生活期間が3年未満になる可能性が高いなら、お子さんを連れて行くのはお勧めしません。逆に3年以上になるなら、ぜひ連れて行かれる方がよいでしょう」

 

「もし、お子さんを連れて行かれる場合、お子さんがどんなにドイツ語が上達しなくても、最低半年はガマンして下さい。半年経てば、ある日突然ペラペラとドイツ語を話すようになりますから。子どもたちの語学力は本当に感嘆するくらい素晴らしいスピードで上達します。心配は要りません」

 

今、振り返っても、荻山先生のアドバイスは正しかったと思います。

 

「ドイツ語が上達しなくても半年はガマンするんだ」という先生の一言が、現地校でなかなか「居場所」を確保できない私にとって、どれほど支えになったことか。

 

相談を終えて家路につく母も、安心した表情を浮かべていたように思います。

 

そんな母の様子を見て私もホッとしたし、海外で暮らすことに前向きな気持ちが生まれてきたのだと思います。

 

今でも財団と荻山先生には感謝しています。

 

 


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